立 山 を 歩 く      

作成日:2008年8月04日

富山には「立山に登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」という言葉があるという。
私は越中男子ではないが、かねてから立山には一度登りたいと思っていた。
七十路に入り体力の限界が見えた私に登ることができるのだろうか。
でも今登らなければもう二度と登る機会はないであろう。
悩んだ挙句、意を決して山小屋を予約した。

登頂の日、台風8号の影響で、室堂は強い風が吹き雲が重く垂れ込めていた。
一の越までは舗装された比較的なだらかな道だった。何箇所かある残雪を踏んで登った。
一の越で昼食を摂った後、団体登山の中に紛れ込み登山道を登っていった。
草木の全く生えていない岩だらけの急勾配の道である。

雄山に着いて小休止の後、人混みで賑わう山頂を後にして大汝山に向かった。
雄山での喧騒が嘘のような人っ子一人いない静か過ぎる道である。
岩ばかりの道を、岩に記された標を頼りに進むが、このコースでよいのかと少しばかり不安がよぎる。
逆コースからの登山者に出会うとほっとする。

ガスが込んでいたので大汝山頂には登らなかった。
山頂からの後立山連峰や黒部ダムの眺望を期待していたのだが・・・それは叶えられなかった。
時おりガスの間から姿を見せてくれる室堂平の展望がわずかに心を慰めてくれた。

内蔵助山荘での夜も風は遅くまで鳴り止まなかった。
翌日のご来光はほぼ諦めて床に就いた。

翌朝、「ご来光が見れそうですよ。」の声に目が覚めた。
慌ててカメラを片手に外に飛び出した。
空は青く澄みわたり、富士ノ折立がモルゲンロートに染まり始めていた。
ご来光は神々しいほど美しかった。

2日目は青空の下で快適な山旅ができたが、昼ごろには雲が広がってきた。
花を写しながら新室堂乗越から雷鳥平経由で室堂に降りた。

今回歩いたコース




Created by HIDE-G SCENARIO FOR FLASH